チャイナリスク

鄧小平時代の改革開放政策以来、中国は工業化を進め、日本企業の多くもその路線に沿って中国進出を果たし、ビジネス展開を進めて参りました。日本の製造業の空洞化が叫ばれつつも、海外進出によって業績を伸ばして来た会社が多数あります。しかし、日本が昭和30~40年代に経験した事と同様に、中国も今、工業化による大気汚染の問題が発生して来ています。

今日のYahoo!News他によりますと、TOTOの北京工場でも操業停止の行政指導が出ていたようです。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130211-00000058-san-bus_all

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130201/mcb1302011701027-n1.htm

この問題は今に始まった訳ではなく、私が中国に度々行っていた5年以上前から、北京・上海・広州・南京・大連といった工業の盛んな都市では、日中からいつも空が曇っていて、まともに日が注す事のない状態が日常化していました。私は工業地帯に行ってましたので、1週間もいたら、鼻の中が真っ黒になってました。

TOTOでは、中国工場で生産しているものは、基本的には中国市場に向けて出荷しているので、日本市場への影響はほとんど出て来ないと思われますが、私達がリフォーム工事で使用している建材は、色んなメーカーが中国で生産しているものが意外と多いため、思わぬところから品不足の問題が発生して来るかも知れません。

日本で生産していても、福島県が直面しているような放射能問題もある訳ですし、国内なら絶対に安心とは言い切れません。しかし、大企業が海外進出していくのはコストダウンが主目的な訳ですから、消費者都合でない理由から迷惑を掛けるのは筋違いになって参ります。私達としては出来る限り、国内品で受注出来るように取り組んでいく必要に迫られて来ているのではないかと思います。

「価格が割高でも、その価値を伝える」という事を忠実に遂行していけば、国内品の需要もまだまだ見込めるのではないでしょうか。

「安ければいい」という方もいらっしゃるのは事実です。しかし今回の大気汚染問題が存在している事も事実ですから、私達としては『棲み分け』の考えも取り入れながら、値段一辺倒ではない対応をしていく必要性が、今まで以上に迫って来ているのではないかと感じているところです。

私が商品をおススメする際「実際、どこの国で生産されているのものなのか」という事も、お話しのネタにしていく必要があるかな、と感じています。国内品である事が「高くても選ぶ理由」になって来る可能性がありますので。

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