耐力壁の作成状況

今回の長松院さんの改修工事で最大のポイントになっているのが、次に大きな地震が来たとしても被害を最小限に食い止めるための『耐力壁の設置』です。耐力壁と一言に言っても色んな仕様があるのですが、魚津社寺工務店さんが文化財を数多く手掛けて来られた経験から割り出したのが『格子状の耐力壁』です。

既に本堂・庫裡・渡り廊下の一部で施工が完了しています。そしてちょうど今、最後の大きな建屋である「座禅堂」でも、手掛けさせて頂いてます。

下の写真が、庫裡に施工した耐力壁です。座禅堂にも、これと同様の耐力壁を、建屋の四隅に作ります。



この上に構造用合板を張りますので、工事完了後には見えなくなってしまうのですが、壁内に、このように強固な壁を施工しているんです。



住職さんも檀家総代の皆様も「これなら安心だ」といった感じで、納得されています。

この耐力壁ですが、座禅堂に使用する分だけでも、こんなボリュームになります。ざっと数えてみると、全部で約120本位ありました。



そして今、こんな感じで準備が進んでいます。

 

同じような部材がたくさん並んでいますが、全ての材料に番号と記号が書かれてあり、納まり場所が決まってるんです。さすが、一流の宮大工集団:魚津社寺工務店さんは、緻密に仕事を組み立てられてますね



座禅堂では週明けに、曳家専門の五代目源右エ門さんがやって来て、再沈下防止のための杭打ち工事をする予定です。杭打ちの音もうるさいんですが、曳家職人さん達も賑やかなので、長松院さんのある諏訪町界隈は、来週から1か月位の間、かなりの賑わいを見せそうです。お檀家さんを始め、杭打ちやジャッキアップ工事に関心のある方々も集まって来そうですので、楽しい工事になりそうです。震災で大きな被害を受けた長松院さんですが、どんどん良くなっていくのが気持ちいい位、変わって来ていますよ。

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