見えない部分の重要性

私達の行う建築・リフォーム工事では「見えなくなる箇所を、いかにキッチリと作り上げていくかが重要だ」と言われる事が多いのですが、実際にはそうなっていないケースが多く、今回の東日本大震災によって、そういう部分が白日の下に曝される事になってしまいました。

私も、壁裏下地などには十分注意しながら、お客様の納得を得つつ仕事を進めるように気を付けているのですが、長松院さんで一緒に仕事をさせて頂いている魚津社寺工務店さんの徹底度には、本当に頭の下がる思いです。アクアスの担当建屋ではないのですが、現在工事中の庫裡(くり)を覗いてみて、改修工事前と比較にならない位、手を掛けている事が見て取れました。

例えば、解体工事の際に壁を落としてみたら、下地はこんな状態だったのですが、



下地工事をやってる現時点では、このようになっています。



以前はなかった筋交いも入っています。次の写真のように少しアップにしてみると、下地の色の違いで、新たに追加した下地材の多さがお分かり頂けるのではないかと思います。震災前は、縦に3本入っていただけですので「これでは、震度6強の地震が5分も続くと、耐えられなくて当然ではないか」とさえ思えて来ます。



そして、建屋の4隅には、このような格子状の耐力壁が施工されています。(下の写真の、右端の部分です)



別の場所には、こういう下地もありました。



この上に更に構造用合板を張って強度を増しますので「東日本大震災クラスの大きな地震が来ても問題になるような壊れ方はしない」と言い切ってもいいのではないかと思います。

通常のリフォーム工事では、これと全く同じレベルの事は出来ませんが、これに少しでも近付けるように、そして真の意味での『安心を買って頂ける』ように、精一杯、取り組んで参りたいと思います。

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