白河の方からのご依頼

震災後の復旧工事では、これまでほとんどが須賀川市内からのご依頼でしたが、今日新たに、白河市の旧街道筋に沿った旧家の方から、ご依頼を頂きました。お話しでは「古い土蔵を解体してほしい」という事だったのですが、実際に訪問してみると「壊してしまうには勿体ない」と思わせるような見事なものでした。

まず、お住まいのリビングの裏手側に見えた土蔵の入り口は、黒漆喰格子からなる見事な造りでした。



そしてその裏側に当たる階段は、いわゆる箱階段になってまして、これは普通の家には見られないものです。



そして3階建ての土蔵には、今では考えられないような梁と太い垂木が使われています。

 

震災による被害にさえ遭わなければ、色んな意味で活かす方法もあったのでしょうが、土壁が崩れたり屋根の一部にも被害が出てしまっている今となっては「解体するには惜しいけれど、二次災害を考えたら今のままにはしておけない」というものになってしまいました。

施主様にお話しを聴いていると「梁だけでも何かに使いたい」という心残りがあるようでしたので、工事全体を考えた最良の方法を少し検討させて頂きたいと思います。

私個人としては、白河のような歴史ある街の旧家でのお仕事に関わらせて頂けるという事は、大変な名誉でもあり、遣り甲斐を感じます。現代住宅のリフォーム工事とは違い、ご先祖様から受け継いで来ただけでなく、地域で過去から受け継がれて来たモニュメントとしての価値がある建物の工事ですので、アクアスの持つネットワークを活かし、様々な角度から検討をした上で、部材の一部を残すだけになるかも知れませんが、施主様の納得を頂けるご提案をさせて頂きたいと思います。

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