鋼管杭による免震基礎

先週末、日大伊藤先生の研究室にお伺いした際、非常に興味深い免震基礎の設計・施工をされている、住環境設計室 代表取締役の影山千秋社長にお会いしました。その工法が、アクアスと源右エ門さんで行って来たものと類似してますので、ご紹介させて頂きます。

影山社長は、鋼管杭による『SP免震基礎工法』を実践されて来てます。



この方が、影山社長です。



影山社長は、昨年3月のずっと以前から、鋼管杭による免震基礎工法を唱え、工事で取り入れて来られたそうで、震災前までの1000件以上の工事実績に関して、震災による被害を受けた建物は皆無だったそうです。郡山の震度6弱で、コップすら倒れなかったという事例もあるとの事です。

この事を証明するため、こういったモデルを作られていました。今回が初公開だそうです。



装置のすぐ上に接している木製板が、支持地盤(要するに、固い岩盤)で、そこに黒い棒が立っているのが鋼管杭です。その上が地表面で、そこに建物が建っています。支持地盤と地表面の間が軟弱地盤です。

実験では、一番下の支持地盤を揺すって、地震を起こします。

 

動画がなくて申し訳ありませんが、私達が見た実験では、支持地盤が激しく揺れて(地震が発生して)も、建物はほとんど揺れませんでした。この工法に関して、影山社長が仰っていたのが、

軟弱地盤であるほど、効果が出ます。(支持地盤の揺れを吸収出来る)

②鋼管杭は、綿密な強度計算をして最適な場所を決めないと、共振して逆効果になる(揺れが更に大きくなる)事もあり得ます。素人は、やらない方がむしろいい位です。

鋼管杭の本数も重要です。多過ぎたら、上記②と同様共振する原因にもなります。

この話しは、四代目源右エ門さんが仰っていた事と、全く一致します。そして、アクアスでも四代目源右エ門さんの提案を採用し、この工法を進めて来ました。実際に、工事後、最大で震度6弱の余震が来たのですが、再沈下や被害の拡大は全く発生していません。施主様からは「同じ震度でも、工事前より揺れが小さくなった」といった声を頂いています。

四代目源右エ門さんは、父親の三代目から現場で教え込まれた工法を実践し続けて来た訳ですが、そういう先人の知恵は、大学の研究室で取り組んでいる研究成果と全く同じだという点が、大変興味深い事でした。

これからも、震災被害を受けられた方からのご依頼があると思いますので、影山先生の指導も仰ぎながら、理論的な根拠も確認しつつ、取り組んで参ります。今回もまた、良き出会いに恵まれた事に感謝です。

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