安値競争は何のため?(吉野家さんの事例)

私はいつも外食してますので、時間が無くて早く簡単に済まそうという時には、須賀川市内の国道4号線沿いの『吉野家』さんを利用させて頂いてます。吉野家さんと言えば、この看板でおなじみですよね?



お店に入るなり、いきなり目に入って来たのがこのボードでした。新メニューの牛焼肉丼が480円です。



吉野家さんと言えば「380円の牛丼(並)」が定番メニューだったのですが、すき屋さんと松屋さんが280円まで値下げしたため、期間限定サービスとしながらも、泥沼の安値競争を展開して来た事は、皆さんもご存知の事と思います。そして、吉野家さんが最初に業績不振へ陥り、コンビニやファストフード店のと競争も激化して来たため、今となっては3社とも業績不振に陥ってしまい、ここに来てやっと『勝者なき消耗戦』を続けて来た事に気付かれたようなのです。

私は早速、480円の牛焼肉丼と野菜サラダ(味噌汁付き)を注文させて頂きました。合計590円です。



定番の牛丼よりも100円アップという事で、厚い牛肉を使っており、味も「あっ、焼肉だ」と感じるようなものでしたので「吉野家の牛丼の味」を求めている人には合わないかも知れませんが「焼肉丼の方が美味しい」と思いました。これから私が吉野家さんに行く時には、牛焼肉丼を注文する事になりそうです。

値段が上がってお客様が減ったのかと言うと、実は私が行った中では今日が最も込み合っていたんです。「業績を落としてまで繰り広げて来たこれまでの安値競争は、一体何だったんだ?」といった感じですね。

本質的な点として、吉野家さんを始めとした3社さんは「ライバル会社の動きばかり見て、自社の牛丼を食べに来てくれてるお客様に向き合っていなかった」と言えるのではないでしょうか?特に老舗の吉野家さんに対してお客様が求めていたのは「安売り店」ではなく「定番商品はそのままに、牛肉メニューの充実した、家族連れで気軽に立ち寄れる店」だったのではないかと私は考えてます。

お客様の事よりも、ライバル会社の事が先に気になるという事は「そもそも吉野家さんの経営者は、来店されるお客様に満足感を与える事よりも、他社から売り上げと利益を奪い取るといった事に対して、優先順位が高かったのではないか」と考えられます。

今の日本の不況の根源には、あらゆる業界の経営者が「人の幸せよりも、自分の利益を先に考えている」といった考え方が根底にあるのではないかと私は感じています。製造業が海外に進出しているのも「現地販売を現地生産で賄う」といったこと以外に「低賃金労働力を使ったコストダウン」にあるように思えるのです。その結果「日本のメーカー品を買っても、実質的に、お金の多くは海外に落ちている」といった事態になってしまってます。このしっぺ返しが、今の「デフレ不況」「若者の就職難」「中国の反日デモ」・・・といった数々の問題になって起きて来ているように感じます。

吉野家さんの新たな動きは『長く商売を続けていくには、お客様と協力企業さん・社員さんといった、会社を取り巻く全員を幸せにするものでなければならない』という本質的な部分を思い返させて頂けました。この事は、リフォーム業でも全く同じ事ですので、アクアスでは「不毛な価格競争」ではなく「お客様の満足度競争」を展開していきたいと考えています。

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